ホルモン療法②(低用量ピル/マーベロン)
スピロノラクトンは断薬しましたが、低用量ピルはそのまま続けています。
低用量ピル(マーベロン)とホルモン
ピルとホルモン
卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)を組み合わせたもので、 卵胞ホルモン(エストロゲン)の含有量によって、中容量・低用量・超低用量に分けられます。
- 卵胞ホルモン‥女性らしい体を作る、肌のうるおいやハリなど、いい効果が多い
- 黄体ホルモン‥基礎体温の上昇、食欲増進、眠気、イライラ/うつ、皮脂分泌の増加など、悪い面もある
- 1相性‥卵胞ホルモンと黄体ホルモンの含有量が一定のもの
- 2相性‥2つのホルモンの含有量が異なる2種類の薬が入っているもの
- 3相性‥含有量が異なる3種類の薬が入っているもの
働き
脳下垂体から黄体形成ホルモン(LH)や卵胞刺激ホルモン(FSH)などのホルモンが、卵巣に働きかけて卵子を成熟させ排卵を促しています。
卵巣からは黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)などの女性ホルモンが分泌されます。
この黄体ホルモンと卵胞ホルモンが含まれている低用量ピルを服用すると、脳下垂体から卵巣への命令がストップして、排卵が抑制されます。
低用量ピルに含まれている女性ホルモンは、通常の卵巣で作られている量よりも少ないため、避妊効果・生理による不調の改善につながります。
- 生理周期が安定して管理しやすくなった
- たまに来るひどい生理痛がなくなった(お腹/腰など)
マーベロン
第三世代の黄体ホルモンのデソゲストレルと卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールを含有していて、周期を通してホルモン含有量が一定の1相性ピルです。
第三世代の黄体ホルモンは皮脂の過剰分泌に関係する男性ホルモンの働きを抑制する効果があり、肌荒れ改善に期待ができます。
肌の影響
黄体ホルモンの一種であるプロゲステロンには皮脂分泌作用があり、それが低用量ピルの内服でホルモンバランスが安定するため。
血中で男性ホルモンは、テストステロン(遊離テストステロン)+性ホルモン結合蛋白といった形で存在します。
低用量ピルに含まれるエストロゲンが性ホルモンと結合するタンパク質を増やし、このタンパク質がテストステロンと結合し、テストステロン(遊離テストステロン)が減少するため。
※ただし、反対にニキビがひどくなることもありますが、マーベロンはそういった作用が少ないとされています。
- スピロノラクトン併用の時より皮脂分泌の抑制は劣るが、肌への効果はあると思う(飲み続けているから何とも言えない)
- 顎ニキビは未だにできるけど、できにくくなった
副作用
不正出血、吐き気、頭痛、気分の落ち込みや変化、乳房の張りなど。
ごくまれに重篤な副作用として血栓症があります(手足のしびれ、ふくらはぎの痛み・むくみ、胸の痛み、激しい頭痛、突然の息切れ、めまい、目のかすみなどが出たら血栓症の疑いあり。)
入手方法と飲み方
マーベロン以外にもピルには色んな種類があって、目的や生活習慣の違い、自分の体に合う合わないがあるので、病院で診察と検査をしてもらってから処方されるのが、一番安全で確実です。
でも最近はオンライン診療でピルを処方してもらったりと、病院に行かなくても手に入るようになりました。ピルに対する敷居が低くなったと感じます。
私は、病院で処方してもらってから効果もあり、副作用も特になかったため、今は自己責任で個人輸入しています。
21日間ピルを服用し、7日間偽薬を服用します。休薬期間がなくシートに従って毎日服用すればいいので私はこっちの方が分かりやすかったです。
マーベロン21(Marvelon) ←偽薬のないタイプ
個人輸入ですが普通の通販サイトと同じように注文できます。ただ海外からなので届くのは遅めで余裕をもって注文した方がいいです。カスタマーレビュー(口コミ)が参考になります。
調べてみて
実はピルの仕組み(なぜ避妊効果があるのか、肌荒れにいいのかなど)についてほとんど知らないまま服用していました。
これ以外にも、色んな作用とメリット/デメリットがあるみたいなので、ちゃんと調べて知識をつけて、まだしばらくピルを服用しようと考えているので、上手く付き合っていきたいです。